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森の主要な樹木であるミズナラが枯れています。 マツ枯れよりもはるかに深刻な影響があります。 ナラ枯れについて判りやすいサイトをご紹介します。 |
◆ナラ枯れ(ナラ類集団枯損)はナラ類(ミズナラ・コナラ・カシワ・栗・クヌギ、シラカシ・アラカシなど)にカシノナガキクイムシと共生関係に有るナラ菌が繁殖し、組織が壊死して枯れてしまう。マツクイムシ(マツノマダラカミキリ)とマツノザイセンチュウによる松枯れのメカニズムと似ている。感染症と言える。 ◆マツノザイセンチュウは外来種の線虫だが、ナラ菌は土着の菌とされる。 ◆島根から山形県までの日本海側に発生し、拡大中。秋田県にはまだ発生していない。H16年長野県に発生。 ◆大木ほど先に影響が出やすい。6〜7月にアタックされた木は9月には枯れてしまう。 ◆ミズナラ、カシワ、コナラ、クリの順に枯れやすい。ブナには影響はない。 ◆コナラ等は、以前薪燃料として伐採されていたため被害の拡散がされなかったかもしれない。現在は放置されている事が拡大の原因の一部。 ◆防除方法としては、幹をビニールシートで包む。(幹の下部から侵入する)、薬剤注入などがあり、集合フェロモンによる大量捕殺も実用化が近い。 ◆照葉樹のカシ類を含むとマツ類はおろか、ブナの面積より遙かに大きな森林が被害に遭う恐れがある。 ◆首都圏周辺の天然林の多くはナラ類が占め、奥多摩、奥秩父や日光など、登山者に親しまれている森の主要樹はミズナラ。 ◆ブナに比べ毎年コンスタントに実を付けるミズナラはツキノワグマを始め動物たちの栄養源になっている。マイタケもミズナラに付く。 ◆カシナガが取り付いた木は特徴的な木屑が出るので、見つけた場合は所轄に連絡を。 |
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